経営者・部門長などのリーダーに必要な教えが満載！

【内容紹介】
戦後、資源の少ない中で日本は奇跡的な復興を遂げました。その躍進の原動力となったのは、財閥が解体された後に登場した多くの新しい会社が起こしたイノベーションの数々でした。
特に自動車や家電といった製造業、いわゆる「ものづくり」の哲学は、経済の発展を支えただけではなく、その品質や性能を通じて日本国民の精神性や信頼を世界に伝播する役割をも担ったのです。「メイド・イン・ジャパン」はまさに他に替えのきかないブランドに登りつめたのでした。
そんな日本を代表する企業として名高いのが、本田技研工業ことHondaです。創業者の本田宗一郎は常に何に対しても妥協を許さなかったといいます。それは世界一のバイクやクルマを作ると決めた時も、会社が傾くほどの巨額投資で機器を導入した時も、世界的なレースに参戦を表明し無謀だと言われた時も、手を抜いていた社員を見つけて激昂した時も、引退を決意した時、そして引退後に全国各地を巡ったある行動の中にも……。

そのすべてのエピソードの裏に貫かれた本田宗一郎ドクトリンとも呼ぶべき信念は、今でも多くの人々を惹きつけています。その溢れるほどの強烈な魅力とは何なのでしょうか。多くの人に慕われ、また多くの人が目標にしている本田宗一郎から、リーダーとして、経営者としての多くの気づきを得て頂きたいと思います。