【ガンバレは人に対していう言葉ではなく自分に対していう言葉…】
一人の日本人医師がつないだ「希望」のバトン~ 映画「風に立つライオン」
1987年にさだまさしさんが発表したこの「風に立つライオン」という楽曲は、
アフリカ・ケニアで国際医療活動に従事した実在の日本人医師・柴田紘一郎をモデルに作られました。日本に残してきた恋人に宛てた手紙を歌にのせ、壮大なスケールで綴る名曲です。この曲に惚れ込んだ俳優の大沢たかおさんが、小説化・映画化を熱望したことから映画化がされました。
戦闘が続くアフリカ・ケニアで、心に傷を負った元少年兵と出会った医師は、少年と真っ直ぐ向き合うことで医師としての生き方を見つめ直します。
銃や地雷で負傷した人々が次々に運び込まれてくる過酷な医療の現場で、アフリカの大地に向かって「ガンバレッ」と叫び、自分を鼓舞しながら常に前向きに生きる姿が、とても印象的でした。
映画に込められた本当のメッセージが、歌詞の中にありました。
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「この偉大な自然の中で、病と向き合えば
神様について、ヒトについて、考えるものですね
やはり、僕たちの国は残念だけれど
何か大切な処で道を間違えたようですね…」
(中略)
診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思います
辛くないと言えばうそになるけど、しあわせです…
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30年以上前に書かれに歌詞の中に、
日本の未来を憂いて訴えかけるメッセージがあることに感動しました。
「ガンバレ」は、人に対していう言葉ではなく、自分に対していう言葉…。
さまは、自分自身に「ガンバレ!」と言っていますか?
(参考)
『動画』風に立つライオン・さだまさし
https://www.youtube.com/watch?v=feLgF-SFgg0
歌詞
https://www.uta-net.com/movie/50454/
最後までお読みいただきありがとうございます。
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