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【「野球界に人を残すことができ少しは貢献できたかな」野村克也さん】20200217-No110

【「野球界に人を残すことができ少しは貢献できたかな」野村克也さん】20200217-No110

 元野球監督の野村克也さんが11日、84歳で生涯を閉じましたね
多くのメディアで取り上げられ、野村さんは「情」の人であったと伝えています。

 私の中で、名将野村監督のこだわりは「野村再生工場」にあったと感じています。
それは一度、戦力外通告受けた選手などを見事に蘇らせる手案です

正に、これは経営の現場いおいて「人の心に灯を燈すこと」と同じだからです。
でも、プロ野球と言う一流の世界であれば、人財はいくらで確保でたと思います。

ドラフトやテスト入団、二軍からの引き上げなど、良い人財を確保する方法は多岐に渡ります。
しかし、野村監督はそれを善しとしなかった…それはなぜでしょうか?

それは野村監督自身の経験から、
「挫折を味わった選手の気持ちをよく理解できた…」からです。

 野村監督は現役時代、選手に「野球をやめた後の人生の方が長い」と、
人間としての在り方を説き続け、キャンプ中のミーティングは「人間教育の場」だったと言います。

「財を残すは下、
仕事(事業)を残すは中、
人を残すは上なり」 と記した後藤新平先生の格言が信条だったそうです。

 野球人として最後の試合となった09年パ・リーグクライマックスシリーズ後の記者会見で、
「野球界に人を残すことができ、少しは貢献できたかな」と振り返った野村監督。

人は3度死を迎えると言いますが、
野球界だけでなく、多くの方に野村監督は生き続けていくのだと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。